友達は欲しいけれど、友達作りアプリを使うのは少し抵抗がある。
顔写真やプロフィールを出したくない。知らない人といきなり1対1で会うのが不安。恋愛目的と誤解されたくない。メッセージのやり取りから始めるのが面倒。そう感じるなら、アプリ以外の場所から始めるほうが自然です。
ただし、アプリ以外なら何でもいいわけではありません。社会人の友達作りで大事なのは、「人がいる場所」へ行くことではなく、同じ人ともう一度会いやすい仕組みがある場所を選ぶことです。
この記事では、総務省統計局の社会生活基本調査も参考にしながら、友達作りアプリ以外で始めやすい場所と、選ぶ時の具体的な基準を整理します。
先に結論:アプリ以外なら「話すきっかけ」と「また会える場所」で選ぶ
友達作りアプリ以外で探すなら、見るべきポイントは2つです。
1つ目は、話すきっかけがあること。読書、ボードゲーム、散歩、語学、写真、料理、スポーツなど、何をする場なのかが決まっていると、初対面でも話題に困りにくくなります。
2つ目は、また会える場所であること。単発イベントだけだと、その日だけで終わりやすいです。定期開催、同じ曜日、同じ主催者、同じテーマの場を選ぶと、顔見知りになりやすくなります。
| 場所 | 向いている人 | 選ぶ時のポイント |
|---|---|---|
| 趣味サークル | 好きな話題から自然に話したい人 | 定期開催、初心者歓迎、年齢層 |
| 習い事・講座 | 何度か同じ人と会いたい人 | 交流時間があるか、固定クラスか |
| 読書会・ボードゲーム会 | 初対面の雑談が苦手な人 | テーマや進行が明確か |
| スポーツ・散歩イベント | 体を動かしながら話したい人 | 競技レベル、開催頻度、参加人数 |
| 地域コミュニティ | 近所でゆるくつながりたい人 | 自宅からの距離、主催者情報 |
| ボランティア | 活動目的から入りたい人 | 募集内容、拘束時間、継続条件 |
友達作りアプリが苦手な人ほど、「友達を作るぞ」と前のめりになるより、活動のついでに会話が生まれる場所を選ぶほうが続きやすいです。
夜の飲み会が苦手な場合は、飲み会が苦手でも人とつながる方法で、お酒なし・短時間の選択肢を整理しています。
データで見る「アプリ以外の入口」は意外と多い
アプリ以外で友達を作るというと、選択肢が少ないように感じるかもしれません。
ここで参考にする社会生活基本調査は、総務省統計局が5年ごとに実施している国の基幹統計調査です。1日の時間の使い方や、過去1年間にどのような活動をしたかを調べるもので、趣味、スポーツ、学習、ボランティアなどの活動状況も確認できます。
**友達作り専用の調査ではありません。**ただ、アプリ以外で人と会う入口を考える時に、「社会人がどんな活動に参加しているか」を見る参考になります。
2026年5月時点で公表済みの直近結果は、令和3年調査です。次回の令和8年調査は2026年10月20日を基準日として実施予定のため、この記事では公表済みの直近データとして令和3年調査を参照します。
令和3年調査を見ると、10歳以上の行動者率は「趣味・娯楽」86.3%、「スポーツ」66.5%、「学習・自己啓発・訓練」39.6%、「ボランティア活動」17.8%です。
もちろん、これらの活動をしている人全員が友達作り目的ではありません。ただ、社会人が人と会うきっかけは、友達募集アプリの外にもあります。
| 活動の種類 | 調査上の行動者率 | 友達作りでの使い方 |
|---|---|---|
| 趣味・娯楽 | 86.3% | 読書、映画、音楽、推し活、カフェ巡りなど、好きな話題から入る |
| スポーツ | 66.5% | ウォーキング、軽い運動、ボードゲーム以外の対面活動にも広げる |
| 学習・自己啓発・訓練 | 39.6% | 語学、写真、料理、資格、カルチャースクールで定期的に会う |
| ボランティア活動 | 17.8% | 地域活動やイベント運営など、目的のある活動から関わる |
このデータから言えるのは、「友達募集の場」だけを探さなくていいということです。趣味、学び、運動、地域活動の中に、人と会う入口を作るほうが自然です。
また同調査では、2021年の「交際・付き合い」の時間が2016年より減っていることも示されています。何もしなくても自然に雑談や付き合いが増えるというより、今は自分で接点を選ぶ必要があると考えたほうが現実的です。
アプリ以外が向いている人
次のような人は、アプリ以外から始めるほうが合いやすいです。
- 顔写真やプロフィールを出したくない
- 1対1で会うのが不安
- メッセージのやり取りが苦手
- 恋愛目的と誤解されたくない
- まずはグループで参加したい
- 趣味や活動を通じて自然に話したい
- 近所や生活圏の中でゆるくつながりたい
アプリを使わない場合の弱点は、出会える人数がすぐには増えないことです。その代わり、活動内容や場所が先にあるため、相手の雰囲気を見ながら少しずつ距離を縮めやすいです。
1. 趣味サークル:一番始めやすい入口
アプリ以外で最初に検討しやすいのは、趣味サークルです。
映画、読書、ボードゲーム、散歩、カフェ巡り、写真、音楽、推し活など、共通テーマがあると、初対面でも話す理由ができます。
見るポイントは次の通りです。
| 確認すること | なぜ大事か |
|---|---|
| 初参加歓迎か | 既存メンバーだけの空気に入りにくいリスクを下げる |
| 定期開催か | 1回で終わらず、顔見知りになりやすい |
| 年齢層が合いそうか | 会話や生活リズムのズレを減らせる |
| 参加人数が多すぎないか | 初対面疲れを減らしやすい |
| 活動内容が具体的か | 雑談だけで頑張らなくていい |
同じ趣味の人とつながりたい場合は、趣味で友達を作る方法と友達作りアプリおすすめ8選も確認しておくと選びやすくなります。
2. 習い事・講座:友達作りを前面に出さなくていい
習い事や講座は、友達作りを前面に出さずに人と会える場所です。
語学、料理、写真、運動、資格学習、カルチャースクールなどは、毎週または毎月のように同じ人と顔を合わせやすいのが強みです。
特に、固定クラスや少人数講座は、何度か会う中で自然に話しやすくなります。
ただし、完全に個人作業だけの講座だと、学びには向いていても友達作りにはつながりにくい場合があります。選ぶ時は、休憩時間、グループワーク、発表、交流会の有無を見てください。
一人で作業や勉強を続けにくい人は、もくもく会も候補になります。友達作りを前面に出さず、同じ時間に作業する中で顔見知りが増えやすい場です。
講義や発表、ワークショップを通じて学びたい場合は、勉強会で友達や学習仲間はできる?が近い選択肢です。
3. 読書会・ボードゲーム会:雑談が苦手な人向け
初対面の雑談が苦手なら、読書会やボードゲーム会は相性がよいです。
読書会なら本の感想、ボードゲーム会ならルールやプレイ内容が会話の入口になります。自分の仕事やプライベートをいきなり話さなくても、その場のテーマで会話できます。
選ぶなら、次のような会がおすすめです。
- 初心者歓迎が明記されている
- 主催者のプロフィールや開催実績が見える
- 参加人数が多すぎない
- 途中参加や見学がしやすい
- 勧誘や営業禁止などのルールがある
詳しくは、読書会で友達はできる?やボードゲームで友達作りはできる?でも整理しています。
4. スポーツ・散歩イベント:会話だけで頑張らなくていい
会話だけの場が苦手なら、スポーツや散歩イベントも候補になります。
本格的な競技でなくても、ウォーキング、軽いランニング、登山、ゆるい運動サークル、散歩イベントなどがあります。体を動かす目的があるため、沈黙があっても気まずくなりにくいのがメリットです。
ただし、競技レベルが高すぎる場に入ると疲れます。初心者歓迎、ゆるめ、見学可、途中離脱可などの表記があるものを選ぶと安心です。
5. 地域コミュニティ:近さが継続の強みになる
近所で友達を作りたい人は、地域コミュニティも候補になります。
公民館、図書館、地域イベント、自治体の講座、地域スポーツ、清掃活動などは、同じ生活圏の人と会いやすい場所です。
友達作りでは、**距離の近さがかなり重要です。**遠いイベントは楽しくても2回目以降が面倒になりやすい一方、近所なら「また行く」ハードルが下がります。
地方や地元で探す場合は、地方で友達を作る方法や地元に友達がいない大人へも参考になります。
6. ボランティア:目的のある活動から関われる
ボランティアは、友達作りだけを目的にする場所ではありません。
ただ、活動目的がはっきりしているため、初対面でも「何をすればいいか」が分かりやすいです。地域清掃、イベント運営、子ども支援、災害支援、動物保護など、自分が関心を持てる分野なら会話も自然に生まれやすくなります。
注意点は、拘束時間や責任範囲を確認することです。友達作りの第一歩として始めるなら、短時間、単発参加可、説明会ありの活動から入るほうが負担が少ないです。
アプリ以外で探す時の検索キーワード
実際に探す時は、検索語を少し具体的にすると見つけやすくなります。
| 探したいもの | 検索キーワード例 |
|---|---|
| 趣味サークル | 地域名 趣味 サークル 初心者歓迎 |
| 読書会 | 地域名 読書会 初参加 |
| ボードゲーム会 | 地域名 ボードゲーム会 初心者 |
| 習い事 | 地域名 カルチャースクール 少人数 |
| 散歩・運動 | 地域名 散歩 イベント 社会人 |
| 地域活動 | 地域名 公民館 講座 交流 |
| ボランティア | 地域名 ボランティア 単発 週末 |
「友達募集」だけで探すと、目的が曖昧な募集や恋愛寄りの場も混ざりやすいです。活動内容、地域、初心者歓迎、少人数、定期開催といった言葉を組み合わせると、自分に合う場所を探しやすくなります。
初回参加前のチェックリスト
アプリ以外の場でも、安全面と相性確認は必要です。
| 見るポイント | 理由 |
|---|---|
| 主催者情報がある | 怪しい募集や強い勧誘を避けやすい |
| 開催実績がある | 初参加でも雰囲気を想像しやすい |
| 参加費が明確 | 高額な会費や後出し費用を避けられる |
| 目的が具体的 | 雑談だけで頑張らなくていい |
| 初参加歓迎がある | 内輪感の強い場を避けやすい |
| キャンセル規定が見える | 無理な参加を防ぎやすい |
初回は、長時間の予定を入れすぎないほうが安全です。まずは1時間から2時間程度、昼間、人目のある場所、帰りやすい場所を選ぶと負担が少なくなります。
飲み会や夜の交流会が苦手な人は、最初からお酒なしの場に絞って探して構いません。
| 避けたい負担 | 代わりに選びやすい場 |
|---|---|
| お酒を飲む前提の会 | 昼のカフェ会、朝活、読書会 |
| 大人数で会話が速い場 | 少人数の趣味サークル、ボードゲーム会 |
| 夜遅くまで続く会 | 終了時間が明記された短時間イベント |
| 雑談だけの交流会 | 散歩、料理、写真、語学など目的がある講座 |
「飲み会に行けないから友達作りができない」と考える必要はありません。むしろ、お酒以外の目的がある場のほうが、会話のきっかけがあり、2回目以降も参加しやすいです。
アプリを完全に避ける必要はない
アプリに抵抗がある場合でも、すべて避ける必要はありません。
たとえば、イベント型やサークル型のサービスは、いきなり1対1で会うより使いやすいことがあります。アプリというより、参加できる場所を探す道具として使うイメージです。
国内向けの候補を横並びで見たい場合は、友達作りサービス比較でイベント型、サークル型、オンライン型を整理しています。
恋愛に決めきらず、友達や会話から始めたい人は、En.aiのように複数の関係性を前提にしたサービスも比較候補になります。ただし、この記事の主役はあくまでアプリ以外の場所選びです。まずは近くの趣味・学び・地域活動から見て、足りなければサービスを補助的に使うくらいで十分です。
まとめ
友達作りアプリ以外でも、社会人が友達を作る方法はあります。
大事なのは、人が多い場所に行くことではなく、会話の理由があり、同じ人ともう一度会いやすい場所を選ぶことです。
趣味サークル、習い事、読書会、ボードゲーム会、スポーツ、地域コミュニティ、ボランティアの中から、自分の生活圏と疲れにくさに合う場所を1つ選んでみてください。
全体の選択肢を整理したい人は、社会人が友達を作る7つの方法と友達作りサービス比較も参考になります。




